安部龍太郎 | 猫の戦国時代

安部龍太郎

やぁ!哲学の猫だよ
ずっと更新サボっちゃってたからすっかり忘れられちゃったかなぁ。
今日はさぁ、人間で言う旧暦っていうヤツ、つまり月で数える暦だな。
それだと9月15日なんだよ。
9月15日っていうと、関ケ原の戦いがあった日だぜ。
だから今日紹介する本は「関ケ原連判状」
安部龍太郎って人間が書いた小説なんだ。

今日は本の内容っていうより、この作家を紹介したいんだ。
オレさぁ、この安部龍太郎っていう人間、すごいと思うよ。
歴史ってさ、残っている記録からいつ、どんなことがあったってことがわかるわけだよな。
でも、記録に残らないことなんかもいっぱいあって、そこを推理するのが面白いと思うんだ。
そして、その推理したものを書き込んでいったものがいわゆる「時代小説」だとオレは思っているんだ。
司馬遼太郎とか山岡宗八とか、そういう意味ではすごい推理作家だと思うんだよね。
まぁ、普通は推理作家なんて言わないけどね。

でも、この安部龍太郎は更に上を行くっていうのかな。単なる推理を超えてその時代の軍師って言ってもいいかもしれない。
ただ記録に残っているものを繋げていくだけじゃぁないんだ。
更に細かい時間の流れの中で、登場人物の緻密な計算を描いてるんだよ。
オレ、猫だから上手く説明できないけど、この安部龍太郎って言う人間、
きっと戦国時代に生れていたらものすごい軍師として名を残すか、策士策に溺れるかのどちらかだっただろうなぁって思っちゃう。

それで、この作家がすごいと思うきっかけになったのがこの本なんだ。
オレなんかがいろんなこと書いて紹介するよりも、え~っと・・・
百聞は一見に・・・ってヤツ。
一度読んでみる価値はあると思うよ。ホント

フゥ・・・ 久しぶりに書いたらなんだか疲れちゃったよ。
それに、人間の言葉って難しくてさぁ、上手く書けなくてごめんな。
だってオレ、猫だからな


関ケ原連判状 安部龍太郎 新潮社